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HTTPS通信の脅威遮断、前年比3.1倍に - 約9割がマルウェア

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ブロックした脅威の内訳(グラフ:Zscaler)

ブロックした内容を見ると、90.8%が「マルウェア」だった。「アドウェア(6.8%)」「フィッシング(1.8%)」「クリプトマイニング(0.2%)」「ボットネット(0.2%)」「クロスサイトスクリプティング(0.1%)」と続いている。

前年との比較では「マルウェア」が212%増、「フィッシング」が90%増となる一方、「クリプトマイニング」は20%減、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」は61%減となった。

ダウンロードをブロックしたマルウェアファミリーを見ると「njRAT」が約36万件で最多。「Ursnif」が約34万件、「Azorult」が約20万件で続く。対象期間にテイクダウンが行われた「Emotet」も約6万件を検知している。

遮断したフィッシング攻撃を見ると、「Microsoft 365」が約1549万件でもっとも多い。続く「OneDrive(約219万件)」「Telegram(約200万件)」「Amazon(約188万件)」「PayPal(約136万件)」と比較しても突出していたという。

(Security NEXT - 2021/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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