Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数教員のメールアカウントに不正アクセス - 名古屋大

メールアカウントには大量のメールが保存されており、約1万4000件のメールアドレスが含まれる。同大では個人情報の保存状況についても調査を進めている。

いずれのケースも第三者が何らかの方法でこれらアカウントのIDとパスワードを特定し、悪用したものだが、攻撃者にアカウント情報を特定された経緯などはわかっていない。メールサーバに二要素認証などは導入していなかった。

大量に送信された迷惑メールの内容はわかっていない。送信された迷惑メールの件数については、セキュリティ上の影響を理由にコメントを避けた。

また同大では、3月に同大医学部教員がフィッシング被害によりアカウント情報を窃取され、不正アクセスを受けたが、今回判明した2件の不正アクセスと関連はないと同大は見ている。

今回の問題を受けて対象となるメールアカウントのパスワードを変更。対象となる関係者に経緯を説明し、謝罪を行っている。再発防止に向けてメールサーバに多要素認証を導入するほか、教育研修を強化し、関係者の意識向上を図るとしている。

(Security NEXT - 2021/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学生のクラウドアカウントに不正アクセス - 沖縄県立看護大
グループで利用するクラウドサービスに不正アクセス - エーザイ
革服通販サイトに不正アクセス - システム移行後に判明
ポイントサービスの会員サイトに不正アクセス - 四国ガス
手芸用品通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
教職員のメールアカウント2件に不正アクセス - 名大
役員がスミッシング被害、個人情報流出の可能性 - 小学館
不正アクセスで情報流出、メンテ用機器から侵入か - シード
電子部品の通販サイトで購入者メアドが流出 - 千石電商
調査結果を公表、あらたな情報流出の可能性が判明 - アダストリア