Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数教員のメールアカウントに不正アクセス - 名古屋大

名古屋大学は、複数教員のメールアカウントが不正アクセスを受け、迷惑メールの大量送信に悪用されたり、個人情報を閲覧された可能性があることを明らかにした。

同大によれば3月に大学院理学研究科、5月に大学院教育発達科学研究科において、それぞれ教員のメールアカウント1件が不正アクセスを受けていたことが判明したもの。

大学院理学研究科では、3月2日から3月18日にかけて複数の海外IPアドレスより不正アクセスが行われた。3月18日に同アカウントより大量のメールが送信されていることを同大で検知し、問題が発覚した。

メールアカウントには講義受講者36人分の氏名、学籍番号、成績が記載されたファイル1件をメールの添付ファイルとして保存。パスワードは設定されていた。

また大学院教育発達科学研究科においても、教員のアカウント1件より大量の迷惑メールが送信されていたことを5月28日に確認。調査を行ったところ、2020年7月23日から同年9月23日までと、2021年5月27日から同月28日にかけて海外の複数IPアドレスより不正アクセスを受けていたことが判明した。

(Security NEXT - 2021/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
笹だんごの通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
教員2人のメルアカ侵害、差出人情報流出のおそれ - 中央大
都委託先でサポート詐欺被害 - 個人情報流出のおそれ
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
すかいらーく「テイクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース