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2021年3Qの情報提供は346件、標的型攻撃は3件 - J-CSIP

報告組織の海外グループ企業において、「Microsoft Exchange Server」の脆弱性が悪用され、ウェブシェルなどを設置されたとする被害報告が1件あった。

関連するIPアドレス情報など脅威情報を「J-CSIP」で共有したところ、一部IPアドレスをファイアウォールでブロックしていたとの情報も寄せられたという。

また拡張子が「.xll」である表計算ソフト「Excel」のアドインを悪用し、請求書などに見せかけて送りつけるばらまき型攻撃も確認されている。

さらに「Google」の検索結果にアクセスしようとした際、Torネットワーク上で稼働する「Onion」ドメインのサイトへ誘導された事例もあった。アクセスにはTorブラウザなどが必要だが、「Onion」ドメインに対するアクセスの制御やポリシーの運用なども呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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