Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2021年3Qの情報提供は346件、標的型攻撃は3件 - J-CSIP

情報処理推進機構(IPA)は、2021年第3四半期に「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)」において346件の情報提供があったことを明らかにした。標的型攻撃に関する情報3件が含まれる。

「J-CSIP」は、サイバー攻撃の情報共有や早期対応に向けた取り組み。2011年10月に発足し、13業界262組織、および水道業界9組織、医療業界4団体と連携しており、IPAが事務局を務めている。

同機構によれば、同四半期の情報提供は346件。前四半期の369件から23件減少した。このうち「標的型攻撃メール」と判断したものは3件。IPAが独自に入手した15件を含む21件の情報を共有した。

引き続き「ビジネスメール詐欺(BEC)」に関する情報も寄せられている。2件あった報告のいずれも経営者などへ「なりすます」手口だった。「ビジネスメール詐欺」に関しては、J-CSIPへ参加していない組織からも3件の相談があったという。

(Security NEXT - 2021/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
北朝鮮による暗号資産窃取に警戒を - 日米韓が共同声明
中国関与が疑われる「MirrorFace」の攻撃に注意喚起 - 警察庁
先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加