Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

三菱電機にサイバー攻撃 - 子会社複数顧客の関連データが流出

三菱電機は、同社グループで利用するネットワークがサイバー攻撃を受け、子会社である三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)の複数顧客に関する一部データが外部に流出したことを明らかにした。

同社によると、同社やグループ会社が接続するネットワークにおいて、10月8日に通常とは異なる海外からのアクセスを検知。10月15日に流出したデータを特定した。

第三者によるアクセスではMDISがピンポイントで狙われ、同社の国内複数顧客に関する一部データが窃取された。外部に流出したデータは特定済みだが、内容や件数などは「非公表」としている。

すでに顧客に対して個別に事態を報告しており、流出したデータに機密情報など重大な情報は含まれておらず、顧客への影響がないことを確認したという。

同社では、ネットワーク内部にアクセスされた詳しい原因について調査を進めている。またサイバー攻撃の発覚を受けて、所管する経済産業省やセキュリティ機関などへ報告を行っている。

(Security NEXT - 2021/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
再委託先における2023年2月のランサム被害を公表 - 国交省
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
ランサム被害、本番環境への影響がないことを確認 - フュートレック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
サイトに脆弱性攻撃、会員メールアドレスが流出した可能性 - マリンネット
システムに不正アクセス、情報流出は確認されず - TMTマシナリー
ランサム被害で情報流出のおそれ、調査を継続 - フュートレック