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群馬県、特別児童扶養手当受給者名簿を誤送付 - 「PPAP」裏目に

メールに記載されたパスワードを用いることで、メールを受信した各自治体では誤添付された名簿を閲覧できる状態となり、受信した自治体からの指摘で問題が発覚した。

同県では判明後、各市町村に対してメールの削除を依頼。名簿に記載されていた受給者に対しても連絡を取った。

同名簿はメールで毎月送付する必要があり、同じ経路でパスワードを後送するいわゆる「PPAP」の運用となっていた。メールで送信することについては、LGWANを経由した自治体間のメールであり、セキュリティ上問題ないとの認識だったという。

再発防止にあたり同県では、自治体ごとに事前に取り決めた異なるパスワードを用いてファイルを暗号化し、メールによるパスワードの送信を中止するとしている。

(Security NEXT - 2021/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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