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「ちばシティポイント」参加者のアカウント情報などが外部流出の可能性 - 千葉市

千葉市は、業務委託先のサーバが不正アクセスを受け、実証実験の一部参加者に関するポイント履歴やアカウント情報、メールアドレスなどが外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同市では、 イオンとの地域連携協定に基づき、ボランティア活動や健康維持活動などを行うと「ちば風太WAONカード」に地域独自のポイントがたまる「ちばシティポイント実証実験」を2018年7月より実施しているが、運営を委託するフェリカポケットマーケティングのサーバが不正アクセスを受け、関連するデータが流出した可能性があることが判明したもの。

「SQLインジェクション攻撃」が行われたもので、データベースに保存されていた実証実験に参加する1万8188人に関する2018年7月20日から2020年1月31日までのポイント付与や利用の履歴、6635人分の郵便番号、アンケート結果などが流出した可能性がある。

さらにウェブサイトよりWAONポイントへ交換手続きには登録が必要で、その際に利用する「ログインID」およびハッシュ化された「パスワード」のほか生年月日など8075人分が流出した可能性があるほか、ちばしウオーキングポイント用アプリケーションへ登録するために入力された2646人分のメールアドレスなども被害に遭った可能性があるという。

氏名や住所、電話番号に関しては別のサーバに保管しており、不正アクセスの痕跡などは見つかっていない。

(Security NEXT - 2021/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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