Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「送信ドメイン認証」導入マニュアルに第3版 - 「DMARC」導入を解説

迷惑メール対策推進協議会(ASPC)は、「送信ドメイン認証技術導入マニュアル」の第3版を公開した。日本データ通信協会の同協議会ページよりPDFファイルでダウンロードすることができる。

同マニュアルは、なりすましメール対策に有効な送信ドメイン認証技術を解説した資料。メールシステムの概要を説明した上でドメイン認証のしくみや「DNS」におけるレコードの記述方法などを説明している。

今回の導入マニュアルの改訂にあたっては、従来の「SPF(Sender Policy Framework)」「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」にくわえて、第2版の発行後に仕様が策定された「DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)」の解説を追加した。

応用編では「DMARC」を導入することを前提として、メールの送信側、受信側の側面から導入手順について解説している。

(Security NEXT - 2021/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシング報告が過去最多を更新 - 悪用URLは減少
先週注目された記事(2024年7月28日〜2024年8月3日)
複数メールサービスプロバイダに送信ドメイン認証回避の脆弱性
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に
ドコモメールになりすまし警告機能 - 「DMARC」未導入も対象
フィッシング報告数が再び10万件超に - 目立つ料金督促の偽装
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満