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「小児医療情報収集システム」への不正アクセス - 原因は脆弱なパスワード

同サイトの管理には「WordPress」を利用していたが、管理用アカウントを不正に利用された。類推されやすいパスワードを設定していたことが原因と見られている。サイト内部に患者情報は保存されていなかったとしている。

またインシデント対応に関しては、発覚当日に委託先業者と連絡がつかず対応が遅れたことや、アクセスログの保存期間が短く、調査が制限されるなど不手際もあったという。

今回の問題を受けて同センターでは、IDやパスワードの管理、アクセス制御、操作履歴の保存、バックアップの取得について見直しを実施。また委託事業者の責任範囲を明確化して、インシデント対応に備えた緊急連絡網を整備した。

また事業や研究目的で独自に構築しているウェブサイトについては、これまでセンターとして把握、管理できていなかったとし、運用状況を把握した上で一元管理する体制の構築を進める。不正アクセスの影響で停止した「小児医療情報収集システム」については公式ページにて提供していく。

(Security NEXT - 2021/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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