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マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経

日本経済新聞社は、同社が業務で利用しているコミュニケーションツール「Slack」の一部アカウントが不正アクセスを受け、情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、従業員が利用する「Slack」のアカウントに、第三者が不正アクセスしていたことが判明したもの。

ツールに登録されていた従業員や取引先など1万7368人分の氏名やメールアドレスのほか、チャットの履歴情報なども外部へ流出したおそれがある。

従業員が個人で所有するパソコンがマルウェアに感染。同ツールの認証情報が窃取され、悪用されたものと見られている。同社では2025年9月に被害を把握し、パスワードを変更するなど対策を講じた。

報道目的の個人情報については、個人情報保護法における報告義務などの適用を受けないが、事案の重要性や透明性の確保などを理由に任意で個人情報保護委員会へ報告を行ったと説明。取材先や取材に関する情報の漏洩については確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2025/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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