Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

正規サイト改ざんによる攻撃で誰もが危険 - 「Windowsヘルプセンター」のゼロデイ攻撃

情報処理推進機構(IPA)は、Windowsに含まれる「ヘルプとサポートセンター」の脆弱性について、一般的なインターネット利用者に影響が大きいゼロデイ攻撃が発生しているとして、注意喚起を行った。

脆弱性を攻撃する正規改ざんサイトを複数確認しており、先日のJPCERTコーディネーションセンターに続き同機構も警鐘を鳴らしたもの。

「Windows XP」「Windows Server 2003」における未解決の脆弱性を悪用することでリモートでコードを実行することが可能で、攻撃を受けた場合にパソコンが乗っ取られる可能性がある。

ウェブ経由の攻撃については、「Gumblar」攻撃に見られる正規サイトの改ざんによるもので、悪意を持つ不審サイトだけが危険とは限らないと同機構は指摘。対象OSを利用するインターネットユーザーであれば、だれもが影響を受ける可能性があるとして、マイクロソフトが提供する回避策「Fix it」の実行など対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正