Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JIPDECとフィ対協、メーラーの「S/MIME」対応状況を調査

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)とフィッシング対策協議会は、メールソフトやメールサービスにおける「S/MIME」の対応状況について調査を実施し、結果を取りまとめた。

メールの改ざん防止や発信者偽装の防止、暗号化などに用いられる「S/MIME」について、「Windows」「iOS」「Android」向けアプリやサービスの対応状況を5月から7月にかけて調査を実施したもの。

具体的には「Outlook」や「Gmail(無料版)」「Yahooo!メール」についてアプリやウェブブラウザ利用時の対応状況のほか、「Thunderbird」や「iOS標準メーラー」など12種類の環境について、「S/MIME」による電子署名や暗号化の送受信対応状況について調べた。

メール受信時における電子署名の検証は、調査対象において「Yahooo!メール」以外の環境ではすべて対応していた。ただし送信可能な環境は半数に限られる。暗号化についても送受信に対応していたのは、「Outlook」「Thunderbird」「iOS標準メーラー」のみとなり、半数にとどまった。

20210928_jp_001.jpg

(Security NEXT - 2021/09/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保