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画像処理ソフト「Ghostscript」にRCE脆弱性 - パッチの適用を

「PostScriptファイル」や「PDF」を処理するインタプリタ「Ghostscript」に、任意のコマンドを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。実証コードをはじめ、詳細がすでに公開されている。

同ソフトウェアにおいて、ディレクトリに対するアクセス制御が不十分なため、細工したコンテンツを処理すると任意のコマンドを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-3781」が明らかとなったもの。

「Ghostscript/GhostPDL 9.54.0」「同9.53.3」「同9.52」「同9.50」に脆弱性が存在するが、「Windows」環境では脆弱性の影響を受けないとしている。

Artifex Softwareでは、アドバイザリを公表し、パッチを適用するよう利用者へ注意喚起を行った。修正版となる「同9.55.0」については9月末にリリースする予定。

同脆弱性に関してJPCERTコーディネーションセンターは、脆弱性の詳細や実証コードが公開済みであると指摘。同ソフトや依存するソフトウェアを利用している場合は、対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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