4割が親のインターネット利用に不安 - 詐欺メールに懸念
約4割のインターネット利用者が、親のインターネット利用に不安を感じていることがわかった。家族の手助けを欲している高齢のインターネットユーザーも少なくないという。
Avast Softwareが6月に調査を実施し、結果を取りまとめたもの。日本の回答者1011人を含む世界17カ国のインターネット利用者1万6147人が回答した。
同調査によれば、39%が親のインターネット利用に不安を感じていると回答。祖父母に関しては52%と半数以上が不安であると答えた。懸念されるリスクとしては、親に関しては44%、祖父母では28%が「詐欺メール」を挙げている。
インターネットの利用時間は、インターネットに対する自信と相関関係にあり、年齢層が上がるにつれ、自信があるとするユーザーの割合は低下する傾向が見られた。
仕事以外でインターネットを1日あたり3時間以上利用するとの回答は18歳から24歳で51%にのぼる一方、65歳以上では37%に低下。60歳以上の40%がインターネットにおける作業を家族に助けてほしいと思っているという。
日本人の88%が、インターネットに関して助けを求める際に相手への負担を気にしていた。一方手助けした側は「人の役に立ててうれしい(41%)」「評価されていると感じる(41%)」「満たされた気持ちになる(23%)」と好意的に受け止めており、両者にギャップが見られたという。
(Security NEXT - 2021/09/13 )
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