あの人気セキュリティ書籍も半額 - Amazonで9月2日までセール中
3冊目は、結城浩氏の著作「暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス」。
昨今、ゼロトラストへの注目が高まり、「認証」と「認可」の重要性があらためて説かれているが、暗号はそれらを支える重要な技術。実装時の脆弱性やアルゴリズムの危殆化などが話題となることも多い。
本書では、共通鍵暗号、公開鍵暗号はもちろん、認証などを幅広く入門者向けに解説している。たとえば「SSL/TLS」に関しては、しくみにくわえて近年明らかとなった攻撃手法なども紹介。さらには量子暗号、量子コンピュータのほか、Bitcoinなどのトピックも盛り込まれている。
「暗号の常識」として初心者の陥りがちな誤解や、今後社会としていかに暗号と向き合っていくべきかなど、技術的な解説にとどまらず、暗号との付き合い方に言及されているのも同分野を学ぶ足がかりとして参考になる。
以上、駆け足で3冊を紹介した。ほかにも複数のセキュリティ書籍やIT関連書籍がセール価格で提供されている。気になっていた書籍がないか覗いてみてもいいだろう。
なお、各書籍へのリンクは「アフィリエイトリンク」となっている。紹介にあたっては内容を踏まえて編集部が独自にピックアップしたものだが、広告的な要素ともいえるため、申し添えておく。
(Security NEXT - 2021/09/01 )
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