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Adobe、「Adobe Media Encoder」など5製品向けにアップデートを公開

Adobe Systemsは、動画関連ソフトのエンコーディングエンジンである「Adobe Media Encoder」や画像加工ソフトの「Adobe Photoshop」をはじめ、複数の製品に対してセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性の修正も含まれる。

前週のいわゆる「パッチチューズデー」に実施した「Adobe Connect」「Magento」のアップデートに続き、「Adobe Media Encoder」「Adobe Photoshop」「Adobe XMP toolkit SDK」「Adobe Bridge」「Adobe Captivate」に対して、脆弱性を解消するセキュリティアップデートをリリースしたもの。

脆弱性の悪用は確認されていないが、「Adobe Media Encoder」や「Adobe Photoshop」「Adobe XMP toolkit SDK」では、同社が重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価した脆弱性を修正している。

「Adobe Bridge」「Adobe Captivate」に関しても、2番目に重要度が高い「重要(Important)」とされる脆弱性などへ対処した。

適用優先度に関しては、いずれも3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングでアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2021/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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