Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バイト求人や従業員の情報がランサム被害 - パソナ子会社

パソナの子会社でコールセンター事業を手がけるビーウィズは、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、端末内部の個人情報が暗号化されたことを明らかにした。原因や流出の痕跡について調査を進めている。

同社によれば、5月19日に同社内のネットワークで、パソコン1台やサーバ内部のデータがランサムウェアにより暗号化される被害が発生したもの。

内部ネットワークでアクセスしずらい状態が発生し、調査を行ったところ被害が判明した。端末にはランサムウェアが生成したと見られる脅迫ファイルが残されていたという。

暗号化されたデータには、2013年以降に同社アルバイトの求人に応募した1万5421人分の氏名、応募時の年齢、合否判断、面接者の所見が保存されていた。また同社従業員9375人分の氏名、勤務時間、給与情報などの個人情報が含まれる。

求人データについては、普段より社内管理の一環としてパスワードを設定しており、パスワード設定済みのファイルが、ランサムウェアにより暗号化された。

(Security NEXT - 2021/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正