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公共空間における安全なワイアレス通信でガイダンス - 米NSA

やむを得ず公衆無線LANへの接続が必要となる場合は、暗号化された安全なネットワークのみに接続し、「VPN(仮想プライベートネットワーク)」を使用して、トラフィックを暗号化することを強く推奨している。

あわせて「HTTPS」による暗号化に対応したウェブサイトにアクセスを限定することや、利用後は公衆無線LANのネットワークからログアウトし、接続設定を削除することなどを挙げた。

「Bluetooth」についても、「Bluejacking」「Bluesnarfing」「Bluebugging」など、対象デバイスにアクセスして情報を収集したり、操作が行われるなど、セキュリティ上のリスクがあると説明。ペアリングなしに近隣端末を「Bluetooth」乗っ取れる「Blueborne」なども見つかっているとして注意を求めた。

接続機器を定期的に確認したり、利用しない場合は無効化する、パスワードや機密データの通信に「Bluetooth」を使用しないことや、ペアリングの試行を受け入れないといった対策を挙げている。

また「NFC」は通信範囲が限られており、脆弱性を悪用する機会は限られるものの、可能であれば使用していないときに機能を無効にすることを勧めている。また出所がわからない電子機器の近くに機器を置かないことなどを挙げた。

(Security NEXT - 2021/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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