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サーバや端末など25台でランサム被害 - 摂津金属工業

ランサムウェアの感染経路については、ログそのものが被害に遭い、ログが保存されているサーバについても立ち上がらなくなったため、解明には至らなかったと釈明。

「Avaddon」は、2020年6月ごろより活動していると見られるランサムウェアで、感染環境に対する暗号化にくわえ、窃取した情報を公開するいわゆる「二重脅迫」を行うことでも知られているが、情報流出について同社は、警察や複数の事業者と相談しているが、確認されていないとしている。

また感染端末には脅迫文が残されていたが、攻撃者と一切連絡を取っておらず、身代金についても支払わない方針で対応を進めたという。

今回の問題を受け、端末におけるマルウェアの駆除、初期化、廃棄のほか、ファイアウォールの再設定などを実施。またメールの運用環境、ウェブサイトの閲覧や私物PCによるテレワークの禁止など、ルールやログの保管期間の見直しをはじめ、セキュリティ強化に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2021/07/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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