Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows印刷スプーラー」にゼロデイ脆弱性「PrintNightmare」 - PoC公開済み

セキュリティ専門家は、6月29日に実証コードの公開を中止したと述べ、「Windows」を最新版へ更新して、「Windows印刷スプーラーサービス」を無効化するよう求めた。しかし、エクスプロイトコードはGitHubなどで依然として公開されており、誰でも入手できる状況となっている。

同脆弱性の判明を受けて、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)やCERT/CCでは、「Windows印刷スプーラーサービス」の無効化を検討するよう注意喚起を実施した。

マイクロソフトでは、外部へ露出する可能性があるとして従来より「ドメインコントローラー」や「Active Directory管理システム」では、グループポリシーオブジェクト(GPO)を使用して印刷スプーラーサービスを無効化する必要があるとのアドバイザリを公開している。

同アドバイザリでは、ドメインコントローラー以外のサーバも同様の攻撃の危険にさらされる可能性があるとしており、セキュリティ機関ではこうしたアドバイザリも参照するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起