Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix Hypervisor」にサービス拒否の脆弱性 - ホットフィクスが公開

仮想化プラットフォーム「Citrix Hypervisor」にホストがサービス拒否に陥るおそれがある複数の脆弱性が明らかとなった。

「Citrix Hypervisor 8.2 LTSR」において、ゲスト仮想マシンでコードを実行すると、リソースを過度に消費したり、クラッシュし、ホストがサービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2021-3416」「CVE-2021-20257」が明らかとなったもの。

いずれも「QEMU」の「NICエミュレータ」に起因する脆弱性で、Citrix Systemsではこれら脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティングしている。

同社では、脆弱性を修正するホットフィクス「XS82E025」をリリース。パッチ適用のスケジュールが許す範囲でプログラムを適用するようユーザーに推奨している。

(Security NEXT - 2021/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消