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益茂証券で個人情報流出の可能性 - サイト管理事業者が認証機能を誤って無効化

益茂証券は、同社ウェブサイトより顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。サイト管理システムの認証機能が誤って無効化されていたという。

同社のメールマガジンが届く「メール会員」の申込者840人や、オンライントレードサービス「くりっく365」に申し込んだ49人など重複を除くと顧客845人分の個人情報が同社ウェブサイト内に保存されており、これら情報を第三者によって取得された可能性がある。

「メール会員」では、氏名や性別、メールアドレス、「くりっく365」の申込者に関しては、氏名や生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、職業、銀行口座、資産情報、投資の動機や目的、方針、取引経験などの情報が含まれる。

アクセスログより、5月22日以降に個人情報がアクセスされた痕跡は確認されていないが、5月21日以前のアクセス状況はわかっておらず、調査を進めている。

同社によれば、最初に異常へ気がついたのは6月2日。ウェブサイトにおいて本来表示されるべき情報が表示されておらず、調べたところ、前月5月22日に同サイトのフォーム上から、機械的にメール会員の申し込みが大量に行われていたことが判明した。

(Security NEXT - 2021/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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