スポーツクラブNASのサーバ2台がランサム被害 - 「暗号化された鍵」特定されて侵入
大和ハウスグループでスポーツクラブやエステサロンなどを展開するスポーツクラブNASは、外部から不正アクセスを受け、一部店舗の会員管理システムで障害が発生したことを明らかにした。
同社によると、データセンターで運用する複数あるサーバのうち2台が、4月2日にランサムウェアを用いてすべてのデータを暗号化される被害が発生した。攻撃者によって暗号化されたデータを復旧するための復号ツールを購入するよう要求する脅迫メッセージがサーバに残されていたという。
被害が発生したサーバ内には、9店舗の顧客15万84人分の個人情報が保存されていた。7店舗に関しては2014年以前に運用していたシステムで、今回被害が発生したシステムを4月の時点で利用していたのは「スポーツクラブNAS博多」「同大阪ドームシティ」の2店舗のみとしている。
氏名や住所、生年月日、性別、電話番号、会員番号、メールアドレス、緊急連絡先、口座情報、勤務先名、住所、電話番号などが含まれる。
3万4920人に関しては、クレジットカード情報も含まれるが、2014年2月以降は同システムに対して新規登録を行っていないため、いずれも2019年12月までに有効期限を迎えていた。そのほか従業員460人分の氏名、生年月日なども含まれる。
(Security NEXT - 2021/06/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み