「Drupal」に外部ライブラリに起因するXSS脆弱性
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が明らかとなった。
コア部分にて採用している外部ライブラリのHTMLエディタ「CKEditor」に起因するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が明らかとなったもの。同エディタのHTMLにおけるパース処理に不備があり、同エディタを有効化している場合に脆弱性の影響を受けるという。
脆弱性の重要度は、5段階中、上から3番目にあたる「Moderately Critical」とレーティング。「CKEditor」では、「同4.16.1」以降で修正が実施されており、開発チームでは「Drupal 9.1.9」「同9.0.14」「同8.9.16」にて対応した。
またモジュールなど、コア以外で同ライブラリを活用している場合は、それぞれで修正する必要があるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/05/28 )
ツイート
PR
関連記事
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
WordPress向け「RingCentral」連携プラグインに深刻な脆弱性
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
ヘッドレスCMS「Directus」に脆弱性 - 7月の更新で対処
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「WordPress 4.6」以前へのセキュリティ更新を7月に停止
攻撃確認済み脆弱性をCISAが警鐘 - 「Craft CMS」など5件
「TYPO3」向けユーザー管理用拡張機能に深刻な脆弱性
「a-blog cms」に「SSRF」など複数脆弱性 - アップデートで修正