「Drupal」に外部ライブラリに起因するXSS脆弱性
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が明らかとなった。
コア部分にて採用している外部ライブラリのHTMLエディタ「CKEditor」に起因するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が明らかとなったもの。同エディタのHTMLにおけるパース処理に不備があり、同エディタを有効化している場合に脆弱性の影響を受けるという。
脆弱性の重要度は、5段階中、上から3番目にあたる「Moderately Critical」とレーティング。「CKEditor」では、「同4.16.1」以降で修正が実施されており、開発チームでは「Drupal 9.1.9」「同9.0.14」「同8.9.16」にて対応した。
またモジュールなど、コア以外で同ライブラリを活用している場合は、それぞれで修正する必要があるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/05/28 )
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