Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2020年4Qのクレカ不正利用被害は72.5億円 - 前期比22.7%増

2020年第4四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は、72億5000万円だった。前四半期から約2割増加している。

日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行、信販会社、流通におけるクレジットカード事業者、中小の小売団体など44社を対象に不正使用被害の状況について調査を実施し、結果を取りまとめたもの。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は72億5000万円。前四半期の59億1000万円から22.7%増となった。被害額の内訳を見ると、全体の92.6%を占める番号盗用被害が67億1000万円で、前四半期から24.0%増加している。

クレジットカードにおける被害全体において、番号の盗用に起因する被害は、2019年以降、80%を超える状況が続いているが、特に2020年第2四半期以降は、90%以上とより高い割合で推移している。

20210402_jc_001.jpg
日本クレジット協会の発表より本誌が独自に作成

(Security NEXT - 2021/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国勢調査員が書類紛失、外部持出なしと説明 - 生駒市
県立校文化祭、事前登録者への案内メールで誤送信 - 埼玉県
KDDIとNEC、セキュリティ分野で合弁会社United Cyber Forceを設立
マルウェアの挙動をリアルタイム監視するOSSを公開 - JPCERT/CC
小学校児童の画像を含むカメラとメモリが所在不明 - 名古屋市
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
行政相談のメモを一時紛失、相談員宅で見つかる - 総務省
「バンダイCH」で個人情報流出の可能性 - ランサム被害は否定
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正