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約10年前の紛失個人情報、11回にわたり匿名で届く - 北海道

札幌医科大学に勤務していた北海道職員が、同大関係者の個人情報含む私物のUSBメモリを2010年5月ごろに紛失していたことがわかった。2020年7月に匿名の封書が届いたことで判明したという。

道によれば、当時、出先機関だった同大に2004年度から2006年度まで勤務した職員が、同大関係者の個人情報が含まれるUSBメモリを2010年5月ごろに紛失したもの。

問題のUSBメモリには、同大非常勤講師123人に関する氏名や住所、生年月日、報酬額などを保存。また同大に合格した学生200人の名前、出身校、性別、順位、現役や浪人などの分類のほか、懲戒処分を受けた学生1人の氏名や処分理由など、あわせて224人分の個人情報が保存されていた。

問題のUSBメモリは職員の私物で、職員は同大と自宅で利用。2010年5月に保管していた職場の机の引き出しに見あたらないことに気がついていたものの、報告していなかった。

(Security NEXT - 2021/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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