Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

中学校で生徒用端末から教員用資料が閲覧可能な状態に - 文京区

東京都文京区は、区立中学校において生徒がタブレット端末から本来閲覧できない成績や進路先などが記載された教員用資料が閲覧できる状態となっていたことを明らかにした。

同区によれば、生徒用タブレット端末からアクセスできるサーバに、生徒の個人情報含む教員用資料が保存されており、閲覧できる状態となっていたという。

2月2日に同校へ匿名の電話があり問題が発覚。2022年度の卒業生100人や2023年度の在校生324人に関する氏名、性別、成績、進路先、個人写真などが閲覧できる状態となっていた。

教員用の資料を保存した際、フォルダの閲覧権限を「教員のみ」に変更したつもりだったが、実際は変更されていなかった。

また生徒がアクセスできるサーバ上へ個人情報を保存することは禁止されていたが、教職員にルールが周知徹底されていなかった。

同校では、臨時保護者会を開催。全校生徒の保護者に経緯を説明し、謝罪している。

(Security NEXT - 2024/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

現金領収帳2冊が所在不明、1冊に個人情報 - 北九州市
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
小学校教諭が児童情報含むUSBメモリを持ち帰り紛失 - 紀の川市
外部サービス侵害で従業員などの個人情報が流出した可能性 - アルビオン
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開