Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

同僚にストーカー、システムで個人情報閲覧した職員を処分 - 塩尻市

長野県塩尻市は、同僚職員にストーカー行為をしたほか、システムで同職員の家族に関する個人情報を不正に閲覧していた職員の懲戒処分を行った。

同市によれば、処分を受けた職員は2022年5月から12月にかけて同僚職員とその家族に対して、性的文書や画像、誹謗中傷する文書などを繰り返し送付。2023年1月に警察よりストーカー規制法に基づく警告を受けた。

同市が税情報システムのアクセスログを確認したところ、同職員は業務権限を不正に利用し、2021年12月から2022年9月まで6回にわたり税情報システムで業務とは関係ない女性職員の家族の個人情報へアクセスしていたことが発覚。ストーカー行為に利用した疑いが持たれている。

また2023年1月には、同市総務人事課長宛に匿名で女性職員を退職させるよう要求する文書を送付。応じない場合は総務人事課長に対して嫌がらせ行為を行うことをほのめかす脅迫的な内容が記載されていた。

同市では、地方税法や個人情報保護条例における情報漏洩を理由に2023年4月に警察へ告発状を提出。警察により書類送検され、現在も検察による捜査が続いている。

(Security NEXT - 2024/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者