Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JSAC 2021の「ベストスピーカー賞」が選出 - 講演動画も公開中

国内のセキュリティアナリストを対象としたカンファレンス「Japan Security Analyst Conference(JSAC)2021」が1月28日にオンラインで開催された。

今回で4回目となる同イベントは、セキュリティインシデントやマルウェアの解析結果やツールなど、セキュリティ専門家や実務家が情報を共有し、能力の向上などを目指すカンファレンス。初開催となった2018年を含め、これまで都内で開催されてきたが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響ではじめてのオンライン開催となった。

あらたに3トラック制を採用し、従来の8セッションから11セッションに規模を拡大、ワークショップなども開催した。参加者は500人を数え、あらたな試みとして参加者が交流できるようSlackチャンネルも用意。講演者もまじえて講演中にも議論が交わされるなど、録画配信ならではのメリットもあった。

またイベント開催後、参加者によるアンケートをもとに「ベストスピーカー賞」を選出。JPCERTコーディネーションセンターの佐條研氏とサイバーディフェンス研究所の笹田修平氏による共同発表「とあるEmotetの観測結果」が受賞した。

同講演は、有志による「ばらまきメール回収の会」にプライベートで参加する両氏が、国内においても関心が高い「Emotet」のキャンペーンついて地道に継続的な観測を行い、研究結果を取りまとめたもの。

(Security NEXT - 2021/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

人材育成プログラム「SecHack365」が応募受付をまもなく開始
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
効率的な脆弱性対策を支援するオンラインセミナー開催 - IPA
11月に「CODE BLUE 2024」が都内で開催 - トレーニングと講演で7日間
アジア地域の若年層向けCTF大会「ACSC 2024」が3月下旬に開催
JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
カンファレンスイベント「JSAC2024」の全プログラムが発表
研究者や実務者向けイベント「JSAC2024」が来年1月に開催 - 現地参加のみに
次年度開催に向けて「SecHack365」がオンライン説明会
JPAAWG、GoogleやYahooの「大量メール送信規制」で緊急イベント