Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客情報流出でサクソバンク証券をけん責処分 - 日証協

サクソバンク証券より顧客情報が外部に流出した問題で、日本証券業協会は、同社をけん責処分とし、内部管理体制の構築について勧告を行った。

今回の問題は、2020年7月に同社の外部委託先が不正アクセスを受け、氏名や住所、生年月日、メールアドレスなど3万8026人分の顧客情報のほか、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど本人確認書類の画像データ750人分が流出したもの。2020年9月に関東財務局より同社に対し、業務改善命令の行政処分が行われている。

同問題において、システムにおけるリスクや外部委託先の管理に関して、十分な再発防止策が講じられていないとして、日本証券業協会は2021年2月17日付で同社をけん責処分とした。

個人情報の安全管理や外部委託先の監督といった義務を履行するため、システム上のリスクや外部委託先の管理で適切な業務運営を確保した実効ある内部管理体制の構築に取り組むよう勧告。

顧客による問い合わせや被害拡大の防止に向けた対応を実施し、再発防止策の実施状況や検証結果について書面で報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/02/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
委託先従業員がマイナカード申請情報を私的利用、好意持ち連絡 - 郡山市
神戸市、個人情報の不正操作で職員処分 - 保険料増額の通知から発覚
子会社従業員が有効期限間近のデジタルギフトを不正入手 - デジタルプラス
USB紛失で町長ら減給、不正利用判明すれば再度処分を検討 - 佐久穂町
メール覗き見職員を処分、PWなど推測して不正アクセス - 宇陀市
行政文書ファイル1冊が所在不明、匿名通報で発覚 - 関東財務局
児童相談に関するICレコーダー紛失、1年以上未報告 - 紋別市
個人情報含むUSBメモリを紛失、拾得され発覚 - 近畿大工業高専