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入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター

兵庫県立淡路医療センターは、入院患者の個人情報を保存したUSBメモリが所在不明になっていることを明らかにした。暗号化されており、パスワードを設定していたとしている。

同センターによれば、4月2日に事務職員が机上に置いていたUSBメモリが見当たらないことに気がついたもの。同USBメモリには、医療データを分析するため、電子カルテシステムから抽出した患者情報が保存されていた。

2024年4月から2025年1月までに同センターに入院していた患者763人に関する氏名、患者ID、入退院日、傷病名などが含まれる。

同センター内を探したが発見できなかった。同月4日に警察へ紛失届を提出。対象となる患者に謝罪の書面を送付した。

問題のUSBメモリにはパスワードロック機能がついており、暗号化されていた。設定したパスワードについては、裁断して処分済みとしている。

今後電子カルテシステムからデータを抽出する際は、個人情報の削除を徹底するほか、USBメモリを利用する際の手順の遵守し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2025/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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