Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Salesforce」ベースの自治体向けサービスで設定不備 - 71団体が導入

クラウドサービス「Salesforce」をベースとした複数の自治体向けクラウドサービスにおいて設定の不備が明らかとなった。一部で外部からのアクセスが確認されている。

両備システムズが自治体向けに提供する住民生活総合支援アプリ「i-Blend」をはじめ、緊急通報システム「Net119」、「Web住民けんしん予約」において明らかとなったもの。サービスを導入している神戸市高砂市をはじめ、2月12日の段階で13団体が公表している。

「Salesforce Government Solutions」など、いずれもセールスフォース・ドットコムのクラウドサービスを活用したサービス。71団体が導入しており、意図せず外部より登録されたデータが閲覧できる設定となっていた。一部では実際に外部からのアクセスも確認されている。

「Salesforce」に関しては2020年後半に複数事業者で設定不備の問題が判明。両備システムズでは2020年12月29日に注意喚起情報や対策など、セールスフォース・ドットコムとも相談しつつ、影響について検討したが、設定を変更する必要はないと判断していたという。

(Security NEXT - 2021/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
メール記載のリンク先を誤設定、個人情報が流出 - 岐阜県
県立自然の家のイベント申込者宛てメールで誤送信 - 栃木県
高校生徒の写真データ含む私物スマホを紛失 - 大阪府