Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フォームカスタマイズ用WPプラグインに未修正の脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けプラグイン「Contact Form 7 Style」に未修正の脆弱性が判明した。修正版は公開されておらず、プラグインの公開も中止されている。

同プラグインは、フォームプラグイン「Contact Form 7」で作成されたフォームのデザインをカスタマイズする機能を提供するプラグイン。「Contact Form 7」の開発者とは異なるサードパーティが開発している。

「Contact Form 7 Style 3.1.9」および以前のバージョンにクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)およびクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が判明。同脆弱性を発見、開発者へ報告したDEFIANTは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」における脆弱性のベーススコアを「8.8」と評価している。

開発者に対しては2020年12月9日に報告が行なわれたが返答がなく、2021年1月4日にWordPressプラグインチームへ通知。その後も開発者による反応はなく、2021年2月1日に「WordPress」のプラグインサイトからも削除された。

DEFIANTでは、利用者に対して代替となるプラグインなどを利用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正