11月のDDoS攻撃、件数減少の一方で大規模攻撃も - IIJ調査
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、11月に同社が観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。前月より件数は減少したが、規模が大きい攻撃が観測されている。
同社のDDoS攻撃対策サービスで検知したDDoS攻撃の動向を取りまとめたもの。11月に観測された攻撃件数は510件で、前月の572件から11%減となった。
1日あたりの平均攻撃件数に換算すると17件で前月の18.5件から減少している。1日あたり5件から25件で推移しているが、11月11日は35件以上が検出された。
同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約434万ppsのパケットにより、最大で43.23Gbpsのトラフィックが発生。約78万ppsのパケットにより7.54Gbpsのトラフィックが発生した前月の攻撃規模を大幅に上回っている。
またDNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃において3時間11分にわたる攻撃が観測された。同攻撃では最大6.37Gbpsのトラフィックが発生したという。

IIJによる11月のDDoS攻撃観測数
(Security NEXT - 2020/12/25 )
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