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キャッシュレス決済連携でガイドライン - 全銀協

全国銀行協会は、銀行口座とキャッシュレス決済サービスの連携における「資金移動業者等との口座連携に関するガイドライン」を策定した。

同ガイドラインは、各銀行が資金移動業者などと連携して決済サービスを提供する際の考え方や対策例などを取りまとめたもの。

金融機関の口座情報を何らかの方法で入手し、連携する決済サービスを通じて、不正に出金される事件が複数発生したことを受けて策定した。不正に対する対策のほか、連携決済サービスを提供する際に銀行へ求められる対策を中心に解説している。

資金移動業者との連携においては、前後の各フェーズにおいて、銀行は資金移動業者の適格性に問題がないか審査することが必要であるとした。

確認すべき項目としては、利用者保護の観点やセキュリティ面における適格性、資金移動業者の顧客管理体制に脆弱性がないことなどを挙げている。

(Security NEXT - 2020/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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