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SFCへ不正アクセス、個人情報流出の可能性 - 慶大

今回の不正アクセスでは、何らかの方法で情報ネットワークシステムにおける利用教員19人分のIDやパスワードが窃取されて侵入され、さらに授業支援システムのウェブアプリケーションにおける脆弱性を突く攻撃が行われたという。

9月15日に情報ネットワークシステムで不審なアクセスを検知。調査したところ、授業支援システムに対する脆弱性の探索行為が散発的に行なわれている形跡を発見。さらに同月28日に同システムへの不審なアクセスを検知し、翌29日に同システムから情報が流出している可能性が判明した。

システム利用者のIDやパスワードが漏洩した経路については調査中だという。

同大では全利用者に対してパスワードの変更を依頼し、認証における監視を実施。学外から共用計算サーバに対するログインを公開鍵認証のみに限定した。また脆弱性が確認されたウェブサービスについて停止し、脆弱性について修正を進めており、授業支援システムに関しては現在も停止している状態だという。

同大では、再発防止に向けてウェブアプリケーションやシステムのセキュリティチェックなど進める。また11月1日にCSIRTチームを設置するなどセキュリティ強化を進める。

(Security NEXT - 2020/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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