「IoTセキュリティ・セーフティ・フレームワーク」を策定 - 経産省
経済産業省は、フィジカル空間とサイバー空間のつながりの信頼性の確保に関する考え方を整理した「IoTセキュリティ・セーフティ・フレームワーク(IoT-SSF)」を策定した。
同フレームワークは、サイバー空間とフィジカル空間が融合した「Society5.0」「Connected Industries」における、フィジカル空間とサイバー空間のつながりの信頼性の確保に関する考え方を整理したもの。社会におけるIoTの効果的な活用に向けて策定した。
策定にあたり、「『第2層:フィジカル空間とサイバー空間のつながり』の信頼性確保に向けたセキュリティ対策検討タスクフォース」を設置、検討を進めてきたもので、パブリックコメントを経て決定した。
同フレームワークでは、異なる分野、業界のプレーヤーがサイバー空間とフィジカル空間をつなぐIoT機器やシステムによって生じるリスクに着目、「セキュリティ」や「セーフティ」を検討する上での「基本的共通基盤」を提供し、対策における類型化の手法を提示している。
同フレームワークを活用することで、リスクを踏まえて機器やシステムのカテゴライズを行い、カテゴリごとに求められるセキュリティ要求とセーフティ要求の観点を把握、カテゴリ間で比較することが可能になるという。
別々のプロセスで検討した場合でも、あらたなしくみやサービスに対応したそれぞれの機器、システムに求めるセキュリティ対策やセーフティ対策の内容の整合性を確保できるとしている。
(Security NEXT - 2020/11/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」、申請受付を開始 - 特別料金も
NICTがシンポジウム開催 - 研究報告や女性活躍のパネルも
IoT製品のセキュ評価制度「JC-STAR」 - 4レベルで認証、取消もあり
「情報セキュリティ白書2024」が発売 - PDF版も提供開始
総務省、「スマートシティセキュリティガイドライン第3.0版」を策定
国内で「Mirai」とは異なるボットネットの動きが加速
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
工場スマート化のリスクや対策を解説したガイドライン別冊資料
JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
「メタバースセキュリティガイドライン」の第2版が公開