Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ドコモ口座」経由の不正チャージ - 125件2842万円の被害を確認

NTTドコモは、ウォレットサービス「ドコモ口座」を通じて、金融機関から不正に金銭が引き出された問題で、実際に被害が確認された件数を明らかにした。

同社は、従来より金融機関から寄せられた被害の申告件数を公表してきたが、実際は被害が生じていないケースなども含まれていたことから、事実確認によって被害が認められた被害の状況について取りまとめ、あらたに公表したもの。

10月7日18時の時点で実際に確認されている被害は125件、2842万円だという。内訳を見ると、金融機関から申告を受けたものが108件で2467万円、同社窓口に対する申告や同社調査で判明したものが17件、375万円だった。

いずれもこれまでに被害の申告を受けていた11の金融機関で確認されたもので、同社が新規口座登録を停止した9月10日以前にチャージされたものだった。

また同社へ金融機関より寄せられている申告件数は、199件、2658万円となっている。一時249件、2938万円となったが、その後、本人利用などが判明しており、下方修正されている。

(Security NEXT - 2020/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
ウェブ閲覧中の「電話番号含む警告画面」に警戒を - サポート詐欺が猛威
VPN経由でランサム攻撃 - 多要素認証の一時停止中に侵入
2022年マルウェアの被害届出が約3倍に - 8割弱が「Emotet」
2022年4Qインシデント件数は減少 - ウェブ改ざんなど減少
取材や講演会依頼装う標的型攻撃 - 「コロナで中止」とつじつま合わせ
EC事業者の6割弱がサイバー攻撃の被害経験 - 半数で情報漏洩
クレカ不正利用被害、2022年3Qは102.7億円 - 前四半期比3.5%減
捜査機関に対する情報開示は1583件、前期比14%減 - LINE
一時操業停止にも至ったサイバー攻撃 - 侵入口は廃棄直前の「VoIP GW」