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脆弱性「Zerologon」の悪用確認 - 侵害封じ込めが困難に、影響多大のため早急に対策を

またJPCERTコーディネーションセンターは、攻撃者が使用する「mimikatz」や「Cobalt Strike」といったツールに脆弱性を利用する機能が実装されており、今後さまざまな攻撃で同脆弱性が利用されるおそれがあると分析。

同脆弱性は容易に悪用が可能で、攻撃者によってドメイン管理者権限が取得されると、組織が侵害された場合、完全に封じ込めたり、根絶することが困難になるなど、影響が非常に大きいと危険性を指摘。アップデートが未実施の場合は最優先で対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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