頻繁に悪用された脆弱性トップ15 - 多くでゼロデイ攻撃も
複数の海外セキュリティ当局は、頻繁に悪用された上位15件の脆弱性を取りまとめた。追加の32件とあわせて注意を呼びかけている。
米国のCISAやFBI、NSAをはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのセキュリティ機関が、2023年の1年間に悪用が目立った脆弱性をリストとして取りまとめたもの。
上位15件とあわせて、追加分となる32件を公表した。公開から2年以内の脆弱性を悪用することで攻撃の成功率を高めていると分析している。
また前年と比較すると、2023年はより多くのゼロデイ脆弱性が悪用されたと指摘。頻繁に悪用された脆弱性の大半も当初ゼロデイ攻撃だった。パッチ適用の遅れが、致命的な結果を招くおそれもあるとして、脆弱性を早期に修正するよう強く呼びかけている。
上位15件を見ると、「Citrix NetScaler ADC」「同Gateway」に明らかとなった「CVE-2023-3519」「CVE-2023-4966」や、「Cisco IOS XE」のウェブインタフェースに判明した「CVE-2023-20198」「CVE-2023-20273」が挙がっている。
(Security NEXT - 2024/11/14 )
ツイート
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開