ネット利用者半数超、パスワード文字数「8文字以下で安全」
パスワードの文字数について安全と思う文字数を聞いたところ、「8文字」が46.6%でもっとも多く、8文字以下で安全と思っている回答者が53.2%と半数を超えている。11文字以上とする回答は29.9%だった。
ワンタイムパスワードの使用経験を見ると、スマホアプリタイプの使用が40.9%でもっとも多く、「キーホルダー型(19.0%)」「カード型(16.9%)」「電卓型(14.8%)」が続く。20.6%は「使用経験がない」と答えている。
2段階認証を利用できる場合、どのようなサービスに利用したいと思うかという問いには、「ネットバンキング」が59.1%、次いで「クレジットカード会員サービス」が45.6%と多い。さらに「証券(19.4%)」「通信販売(18.9%)」「保険(15.8%)」が続いた。
本人認証における不満点としては、「ID、パスワードが認識されず不安、嫌と思った」が39.5%。「2段階認証が面倒」との意見も22.8%にのぼる。複雑なパスワードが設定できないという声が11.9%あったのに対し、簡単なパスワードが設定できないとの声も12.6%あった。
また、本人認証の方法について不安に感じたことがあるかという問いでは、44.7%が「何となく不安」と回答。「金銭を扱っているのに認証が簡単すぎて不安(16.2%)」「重要な個人情報を預けているのに簡単すぎて不安(17.3%)」との回答を合わせると78.2%が何らかの不安を抱えている。「不安を感じたことはない(32.7%)」と大きく差が開いた。

安全と思うパスワードの文字数(グラフ:フィ対協)
(Security NEXT - 2020/09/18 )
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