ネット利用者半数超、パスワード文字数「8文字以下で安全」
インターネット利用者の半数超がパスワードの文字数について「8文字以下で安全」と考えていることがわかった。サービスの利用にあたり不安を感じており、安全性を重視する姿勢を示しつつも、手間やコストの負担には後ろ向きだった。
フィッシング対策協議会が、インターネットサービス利用者を対象に認証方法に関するアンケート調査を2月28日から3月2日にかけてオンラインで実施し、結果を取りまとめたもの。18歳から69歳までのインターネットサービス利用者562人が回答した。
同調査によると、SNSや「Google」「Yahoo!」といったポータルサイトのアカウントを利用し、他サービスへ会員登録やログインするいわゆる「ID連携」や「ソーシャルログイン」を利用している割合は59.4%と6割近くにのぼった。特に18歳から29歳までは77.5%と8割近くにのぼり、30代も73.0%と利用率が高い。
サービスにおいて、「ログインした状態にしておく」設定ができる場合、34.3%が設定すると回答。特に18歳から29歳までは49.5%と高い割合を示している。
ブラウザにパスワードを記憶させている利用者は36.7%。「利用するサービスによって変える」を含めると78%がブラウザにパスワードを記憶させており、記憶させないとの回答は22.1%だった。

ソーシャルログイン、ID連携の利用状況(グラフ:フィ対協)
(Security NEXT - 2020/09/18 )
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