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国内組織で「HIDDEN COBRA」のマルウェアを観測 - ファイルサイズは約150Mバイト

別名「Lazarus」としても知られ、北朝鮮の関与が疑われる攻撃グループ「HIDDEN COBRA」による国内組織を狙った攻撃が観測された。

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マルウェアの挙動(図:JPCERT/CC)

JPCERTコーディネーションセンターが明らかにしたもの。

攻撃に利用されたマルウェアを解析し、通信先など関連する「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開するとともに注意喚起を行った。

同センターによれば、今回確認された攻撃ではネットワークの侵入時と侵入後で異なるマルウェアを使用。今回は侵入後に使用されたマルウェアの解析情報を明らかにした。

同マルウェアは、感染後サービスとして動作し、外部のコマンド&コントロール(C&C)サーバよりモジュールをダウンロードするしくみだった。

(Security NEXT - 2020/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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