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米政府、北朝鮮関与「BeagleBoyz」に注意喚起 - 金融機関狙う「FASTCash 2.0」を展開か

米政府は、北朝鮮の関与が疑われるサイバー攻撃グループ「BeagleBoyz」の活動やマルウェアに関する情報を公開し、注意を呼びかけた。

「BeagleBoyz」は、2016年に発生したバングラデシュ中央銀行における不正送金や、2018年にアフリカや南米で展開された攻撃キャンペーン「FASTCash」など、金融機関を狙うサイバー攻撃に関わったとされる攻撃グループ。

「HIDDEN COBRA」の内部グループで、少なくとも2014年より活動していると見られ、「APT38」「Bluenoroff」「Lazarus」「Stardust Chollima」といった名称で追跡されているグループとも活動が重複している。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)によれば、2020年2月以降、複数国を対象に、不正な国際送金やATMからの引き出しなど、活発な動きを見せており、「FASTCash 2.0」として金融機関に注意を促した。

(Security NEXT - 2020/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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