「ZeroShell」の既知脆弱性を狙った攻撃に注意
ルーターやファイアウォールの機能を提供するLinuxディストリビューション「ZeroShell」の既知の脆弱性を狙った攻撃の増加が観測された。利用者は注意が必要だ。
ここ数日、同製品の脆弱性を探索し、悪意あるファイルをダウンロードさせる攻撃の増加をハニーポットで観測しているとして、SANS Instituteの研究者であるGuy Bruneau氏が注意を呼びかけたもの。
同氏は、同ソフトにおいて直近数年間に複数の脆弱性が明らかになっていると指摘。直近では、ウェブアプリケーションにおける処理の問題で、認証なしにリモートよりコマンドの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-12725」が約1年前に判明した。
同脆弱性は、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とされており、最新版である「同3.9.3」で修正されている。
(Security NEXT - 2020/07/20 )
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