Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にサービス拒否の脆弱性 - 7月初旬の更新で修正済み

「Apache Tomcat」の開発チームは、サービス拒否が生じるおそれがある2件の脆弱性を明らかにした。アップデートを呼びかけている。

「CVE-2020-13935」は、重要度は4段階中2番目にあたる「重要(Important)」とされる脆弱性。「WebSocketフレーム」の処理においてループが生じ、サービス拒否に陥るおそれがあるという。

また「HTTP/2」の処理においてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2020-13934」に対処した。重要度が1段階低い「中(Moderate)」とレーティングされている。

開発チームでは、7月5日にリリースした「同10.0.0-M7」「同9.0.37」「同8.5.57」にて脆弱性を修正したとしており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を