「Chrome 84」をリリース、38件のセキュリティ修正を実施
Googleは、ブラウザの最新版「Chrome 84」をリリースした。機能強化のほか、深刻な脆弱性に対応したという。
今回のアップデートでは、アプリアイコンのショートカット機能や画面が暗くなったり、ロックされないようにする「ウェイクロック」といった新機能を搭載。さらに38件のセキュリティに関する修正を実施した。
脆弱性については、CVEベースで26件に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は1件で、「バックグラウンドフェッチ」においてヒープバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2020-6510」を修正した。
さらに重要度が1段階低い「高(High)」とされる脆弱性7件をはじめ、「中(Medium)」の脆弱性8件、「低(Low)」の脆弱性10件を解消している。
同社は利用者に対し、数日から数週間以内に同バージョンを展開していく。今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-6510
CVE-2020-6511
CVE-2020-6512
CVE-2020-6513
CVE-2020-6514
CVE-2020-6515
CVE-2020-6516
CVE-2020-6517
CVE-2020-6518
CVE-2020-6519
CVE-2020-6520
CVE-2020-6521
CVE-2020-6522
CVE-2020-6523
CVE-2020-6524
CVE-2020-6525
CVE-2020-6526
CVE-2020-6527
CVE-2020-6528
CVE-2020-6529
CVE-2020-6530
CVE-2020-6531
CVE-2020-6533
CVE-2020-6534
CVE-2020-6535
CVE-2020-6536
(Security NEXT - 2020/07/15 )
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