「Interop Tokyo Best of Show Award」が発表 - 受賞セキュリティ製品は?
新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン開催となった「Interop Tokyo 2020」において、「Best of Show Award」の受賞製品が発表された。
「Interop Tokyo」は、「相互接続性(Interoperability)」を実際に検証する場として1994年にスタート。ベンダーによる新製品の発表や出展製品をはじめとする最先端のインターネット技術により構築した実証環境「ShowNet」の展示などを行っている。
毎年6月に開催しているが、2020年は東京オリンピック・パラリンピック開催の影響から4月開催を予定するも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン開催となった。出展予定だった新製品の情報や、オンラインセミナーなどのコンテンツを公式サイトを通じて6月30日まで配信している。
毎年発表している「Interop Tokyo Best of Show Award」についてもオンラインでの実施となった。参加企業によってエントリーされた新製品を有識者やメディアのキーマンが審査を実施。書類審査を突破してノミネートされた製品は、オンラインによるプレゼンテーションを行い、最終審査会の議論を経て受賞製品が決定された。
セキュリティ部門では、3製品がグランプリに輝いた。新プロセッサを採用し、処理能力の向上を図ったフォーティネットジャパンのUTM製品「FortiGate 1800F」と、同じく同社のセキュリティ運用を自動化するSOARソリューション「FortiSOAR」がそれぞれ受賞。また台湾に本社を持つCyCraftについては、EDR製品「CyCraft AIR」とインテリジェントサービス「CyberTotal」を組み合わせたかたちでの受賞となった。
準グランプリには、A10ネットワークスのDDoS対策仮想アプライアンス「vThunder TPS」をはじめ、キーサイト・テクノロジーの攻撃シミュレーション(Breach and Attack Simulation)プラットフォームである「Keysight Threat Simulator」、ソリトンシステムズのファイル受け渡しシステム「FileZen S」が選出された。
審査員特別賞には、セキュアヴェイルの「NetStare Suite」、ソリトンシステムズの「Soliton OneGate」と国産ソリューションが受賞している。受賞理由など詳細は同イベントのサイトから。
(Security NEXT - 2020/06/10 )
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