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「ウイルスに感染している」とiPhoneで偽通知 - カレンダー招待機能を悪用

「iOS」や「macOS」などと連携する「iCloudカレンダー」の正規機能を悪用し、悪意あるサイトへ誘導する攻撃が発生している。身に覚えのない通知やイベント表示に警戒が必要だ。

情報処理推進機構(IPA)によれば、「iPhone」の利用者から、カレンダーにより身に覚えのない通知が行われたり、イベントが追加されたといった相談が1月以降、複数寄せられているという。

「ウイルスに感染している可能性があります」「あなたのiPhoneは保護されていません」など、不安を煽るメッセージを含んだイベントをカレンダーへ追加するとともに、URLを記載。

カレンダーによる通知やカレンダーのアプリから個人情報の入力を促すフィッシングサイトや、アプリをインストールさせるサイトに誘導していた。

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攻撃のイメージ。イベントが勝手に追加され、身に覚えのない通知が表示される(画像:IPA)

(Security NEXT - 2020/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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