Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ウイルスに感染している」とiPhoneで偽通知 - カレンダー招待機能を悪用

「iOS」や「macOS」などと連携する「iCloudカレンダー」の正規機能を悪用し、悪意あるサイトへ誘導する攻撃が発生している。身に覚えのない通知やイベント表示に警戒が必要だ。

情報処理推進機構(IPA)によれば、「iPhone」の利用者から、カレンダーにより身に覚えのない通知が行われたり、イベントが追加されたといった相談が1月以降、複数寄せられているという。

「ウイルスに感染している可能性があります」「あなたのiPhoneは保護されていません」など、不安を煽るメッセージを含んだイベントをカレンダーへ追加するとともに、URLを記載。

カレンダーによる通知やカレンダーのアプリから個人情報の入力を促すフィッシングサイトや、アプリをインストールさせるサイトに誘導していた。

20200331_ip_001.jpg
攻撃のイメージ。イベントが勝手に追加され、身に覚えのない通知が表示される(画像:IPA)

(Security NEXT - 2020/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートにて修正
「VMware SD-WAN」に複数の脆弱性 - パッチの適用を
スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」にXSSの脆弱性
先週注目された記事(2024年3月24日〜2024年3月30日)
Cisco、セキュリティアドバイザリ17件を公開
「macOS」にセキュリティアップデート - 脆弱性を修正