「ウイルスに感染している」とiPhoneで偽通知 - カレンダー招待機能を悪用
「iOS」や「macOS」などと連携する「iCloudカレンダー」の正規機能を悪用し、悪意あるサイトへ誘導する攻撃が発生している。身に覚えのない通知やイベント表示に警戒が必要だ。
情報処理推進機構(IPA)によれば、「iPhone」の利用者から、カレンダーにより身に覚えのない通知が行われたり、イベントが追加されたといった相談が1月以降、複数寄せられているという。
「ウイルスに感染している可能性があります」「あなたのiPhoneは保護されていません」など、不安を煽るメッセージを含んだイベントをカレンダーへ追加するとともに、URLを記載。
カレンダーによる通知やカレンダーのアプリから個人情報の入力を促すフィッシングサイトや、アプリをインストールさせるサイトに誘導していた。

攻撃のイメージ。イベントが勝手に追加され、身に覚えのない通知が表示される(画像:IPA)
(Security NEXT - 2020/03/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年12月14日〜2025年12月20日)
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正

